犬同伴でも泊まれる?愛犬と大自然の中、キャンプを楽しむ方法を紹介!
犬を飼っている人なら、一度は一緒にキャンプに行ってみたいと思いますよね。
最近では犬同伴OKのキャンプ場も増え、山や川など大自然でいろいろなアクティビティが体験できます。
しかし犬同伴でキャンプに行くには、ただ楽しむだけでなく準備するものや注意点を確認しておく必要があります。
愛犬がストレスなく思いっきり大自然を満喫できるように、犬にとって最適な環境を整えてあげましょう。
それでは、犬同伴でキャンプを楽しむための方法や持ち物をご紹介します。
目次
犬同伴でキャンプを楽しむには環境を整えてあげよう
キャンプでは愛犬と大自然の中を走り回ったり、川で泳いだり、普段は味わうことのできない体験をすることができます。
また愛犬もずっと飼い主と過ごし、1日中一緒に遊べることが嬉しい・幸せと感じてくれるでしょう。
しかし、愛犬とのキャンプはただ楽しむだけではいけません。
いつもと違う場所に行くことで、好奇心と警戒心が強くなる犬もいます。
普段から遠出や出かけることに慣れている犬なら心配ありませんが、警戒心が強い犬はストレスを感じることもあります。
愛犬の性格も考えながら、キャンプの予定を立てていきましょう。
犬同伴キャンプ初心者なら日帰りからがおすすめ
犬同伴のキャンプが初めての方はいきなり宿泊を伴うキャンプを選ばずに、まずは日帰りから挑戦してみてはいかがでしょうか。
人間と一緒で、初めてのことにはストレスを感じることもあります。
いきなり本格的なキャンプではなく、コテージやバンガローで週末の日帰りキャンプから慣らすこともおすすめです。
日帰りでも十分に楽しめるキャンプもたくさんあります。
無料で泊まれるキャンプ場でのんびり過ごす
無料キャンプ場は設備が整っていなかったり、不便な場所にあるなどデメリットと感じるかもしれません。
しかし、無料キャンプ場ならではのメリットとして人が少ない、トラブルが起きにくい、犬がのびのびと楽しめるなどの魅力があります。
設備が整った人気の場所もいいですが、人が少なく無料で楽しめるキャンプ場もおすすめです。
無料で泊まれるキャンプ場は、犬OKの場所が多いこともメリットです。
愛犬とキャンプに行く時の注意点
犬同伴でキャンプ場に行く前に、注意点を確認しましょう。
愛犬と一緒にキャンプに行くなら、犬の体調管理や周囲への配慮などにも気をつけてキャンプを楽しみましょう。
犬の体調管理を気にしておく
犬の体調は言葉で伝えられないため、飼い主が気にかけてあげることが大切です。
キャンプ中に気をつけることはこちら。
・こまめな水分補給
・長時間の直射日光を避ける
・日陰の休める場所を確保する
・いつものおやつやエサをあげる
山や川の近くにいると風が心地よく、気候が気持ち良いですよね。
しかし汗をかかない犬は体温調節ができないため、日光の当たる場所に長時間いることは危険です。
水分補給と日陰の休憩場所を確保してあげましょう。
また環境の変化にも敏感な犬は、自然の匂いや野生動物の匂いなどを嗅ぎ分け神経が過敏になっていることもあります。
緊張などからご飯を食べなくなってしまうこともあるので、愛犬にあげるエサやおやつはいつも口にしているものにしましょう。
キャンプに行く前から、愛犬の健康管理をきちんと把握しておくことが大切です。
犬の熱中症・低体温症対策を万全に!
犬は汗をかかない代わりに、口で呼吸することで体温調節をしています。
真夏のキャンプの場合、熱く上昇した地面の温度の影響を受けやすいので十分に注意してあげましょう。
さらに地面から近い距離にある犬の腹部は、他の皮膚に比べて薄く温度を感じやすい場所なので熱中症対策は必ず行いましょう。
犬用のシューズや保冷剤ポケット付きの洋服などがおすすめです。
熱中症の疑いや、体調の変化のサインはこちら。
・足取りがふらついている
・いつもより大量のよだれが出ている
・脈や呼吸が早い・乱れている
・歯茎や舌、目の充血が見られる
「熱中症かな?」と思ったら
熱中症の症状が見られたら
・水分を取る
・体を冷やす(濡れタオルや水をかける)
・日陰に連れて行く
とにかくしっかりと休ませてください。
そして体を冷やす際には、水をかけたり濡れタオルや保冷剤でお腹など(皮膚の薄い場所)に当てて応急処置をし、早めに診察してもらいましょう。
トイレのマナーを守ること
屋外のキャンプとはいえ、トイレに関してはマナーを守らなくてはいけません。
外で自由におしっこをさせてしまうのはNGです。
排泄物はキレイに処理をしたり、いつも使用しているペットシートを持参しましょう。
吠え防止のしつけをしておくこと
犬同伴OKとはいえ、無駄吠えは周りの迷惑になることもあります。
特に泊まりでキャンプに行く場合は、夜間の無駄吠えは近所迷惑になってしまいますよね。
キャンプに行く前に、愛犬の吠え防止のためのしつけを行いましょう。
常にリードを装着し周囲への配慮をする
愛犬とキャンプに行くと開放的な気持ちになり、犬のリードを付けずに自由にしたくなりますよね。
しかし、自由にしておくことはあまり良くありません。
「しつけをきちんとしている」、「うちの犬は大人しいから大丈夫」と思っていても犬を怖がる人がいたり、他の犬とのトラブルなどが起きてからでは大変です。
愛犬のことも考え、常に安全・安心な状態でキャンプを楽しみましょう。
ゴミや誤飲物、ノミ・マダニにも注意
自分たちが使う場所やその周辺にゴミや誤飲物がないか確認してから、犬を繋ぐ場所を決めましょう。
また屋外には、虫やノミ・マダニなどが付着する可能性も高いので、ペット用の蚊取り線香やスプレーなどを準備しておくと安心です。
ノミやダニの場合は、専用の薬があると良いですね。
狂犬病などのワクチン接種
犬を飼っている方は1年に1回の狂犬病の予防接種が義務付けられており、その他にも様々なワクチン接種があります。
ワクチンの種類は5種と8種がありますが、キャンプに行く際にはより多くの病気を予防する8種のワクチンが推奨されています。
犬同伴のキャンプの時の必需品、あると便利なもの紹介
愛犬とキャンプに行く際の持ち物も、大切な準備の一つです。
初めて犬同伴でキャンプに行く方は特に事前に必要な準備品を整え、安心してキャンプを楽しめるようにしましょう。
こちらでは犬同伴でキャンプに行く際の必需品や、あると便利なものをご紹介します。
犬同伴でキャンプに行く時の必需品
・いつもと同じドッグフードやおやつ
・リードやハーネスなど犬を繋ぐもの
・トイレシートや排泄物処理袋
・ケージやサークル
・狂犬病予防接種済票やワクチン接種証明書
犬同伴でキャンプに行く時には、環境の変化によって犬がストレスを感じてしまうかもしれません。
ドッグフードやおやつなど、いつも食べているもので警戒心を和らげリラックスできる空間にしてあげましょう。
またキャンプは自然の中といっても公共の場なので、トイレシートや排泄物処理袋はとても大事な持ち物。
排泄物をしてしまったら、キレイに処理をすることはマナーです。
サークルはBBQの際に火元に近づけないためなどに使用でき、コテージやバンガローに宿泊する際にはケージに入れることがマナーとなっています。
場所によっては、狂犬病予防接種済票やワクチン接種証明書が必要なところもありますので、コピーを携帯しておくといいでしょう。
犬同伴のキャンプであると便利なグッズ
・犬用レインコート
・おもちゃ
・犬用寝袋やベッド
・タオルやウェットティッシュ
・迷子札・犬鑑札
急な雨にも対応できるレインコート、愛犬が遊ぶ用のおもちゃがあると便利です。
またキャンプで宿泊する際には、いつも家で愛用している犬用のベッドや寝袋などを準備すると安心して寝られるのでおすすめです。
万が一迷子になっても迷子札や鑑札がついていれば誰かが見つけてくれたり、捜索もスムーズになります。
愛犬とキャンプで楽しく過ごす方法
愛犬と楽しくキャンプで過ごすには、まずは犬同伴OKなキャンプ場選びからスタートです。
愛犬と一緒に遊べるキャンプ場は年々増えており、泊まれるだけでなく日帰りでも楽しめるアクティビティがたくさんあります。
せっかくキャンプ場に行くなら、思いっきり楽しんでストレス発散をさせてあげましょう。
ドッグラン付きのキャンプ場でストレス発散
ドッグラン付きのキャンプ場なら、リードフリーな状態で思いっきり走り回ることができますね。
キャンプ場によっては障害物付きドッグランが併設されているところもあり、普段と違った体験ができるのも魅力です。
自然のアクティビティを体験する
山では自然の中でのんびりお散歩をしたり、近くの川で犬と一緒にカヌーの体験ができるところもあります。
犬同伴のキャンプ場に併設されていなくても、犬OKなアクティビティ体験が楽しめる場所もありますので探してみてください。
秋冬のキャンプなら犬用温泉も
犬OKなアクティビティの他に、疲れを癒す犬用温泉がついている施設もあります。
お風呂好きなワンちゃんにとっては、最高のひとときですね。
キャンプ初心者なら手ぶらで楽しめるキャンプ場も!
犬同伴のキャンプを楽しむための準備品や注意点をご紹介しましたが、あまりキャンプをしない方には、手ぶらで楽しめるキャンプ場もおすすめです。
キャンプ道具の準備やテントの設営などがなく、片付けも簡単です。
手ぶらでキャンプができる場所
関東には犬と泊まれるキャンプ場がたくさんあります。
場所によっては、ドッグランが付いたキャンプ場やBBQセット、ダッチオーブンのレンタルなどができる施設もあります。
準備不要で気軽に泊まれるキャンプ場なら、初心者でも安心ですね。
テント設営が不要なコテージやバンガローもおすすめ
「キャンプは好きでもテントの設営は苦手」という方も多いでしょう。
また女性でテントの設営に慣れていない方は、コテージやバンガローに宿泊できるキャンプもおすすめです。
コテージは寝具やお風呂、トイレ、テレビ、冷蔵庫などホテル並みの設備が整った施設で快適に過ごせます。
反対にバンガローはコテージのような設備がほとんどなく、宿泊のみのキャンプ場です。
設備が整っているところもいいですが、せっかくのキャンプならテント以外のものは全部自分で準備できるバンガローもおすすめです。
まとめ
犬同伴で泊まれるキャンプ、大自然の中で楽しむ方法をご紹介しました。
愛犬が大自然の中で駆け回ったり、水遊びをしたり、楽しそうに遊んでいるところを見るだけで「来て良かった」と思いますよね。
新鮮な空気と、キレイな水、自由に遊び回れる環境は、犬にとっても刺激的でワクワクする体験になるでしょう。
キャンプは宿泊だけでなく日帰りでも満喫でき、お金をかけずに格安で楽しめるイベントの一つです。
初心者の方は、人が集まる場所ではなく無料でキャンプができる静かな場所もおすすめです。
また飼い主と一緒に過ごす時間は、お互いの信頼関係もさらに深まり有意義な時間となるでしょう。
愛犬と一緒に、楽しいキャンプを体験してみてはいかがでしょうか。