愛犬のかわいい写真を撮りたい!映えるコツ&撮り方をマスターしてお気に入りの1枚を

愛犬の映える写真を撮りたいけれど、いつもなんだかパッとしない…そう感じたことはありませんか?この記事では、お手持ちのスマートフォンで映える愛犬の写真の撮り方やテクニックを解説します。上手な写真の撮り方をマスターして、SNSにアップする度に沢山いいねがつくような愛犬の写真を撮りましょう。

愛犬を撮影する前の準備

愛犬を撮影する前に、まずは撮影前の準備をすませておきましょう。

写真を撮る前にレンズを拭く

写真を撮る前にレンズを拭く出典:いぬやどアンバサダー(パランちゃん

意外と忘れがちなのが、レンズの汚れ。普段気づかない間に、砂埃や指紋でレンズは汚れてしまっています。この状態で撮影すると、なんとなく画面がぼやけてのっぺりした写真になるので要注意!画面を事前に拭いておくだけで、画質が良くなり鮮明な写真になりますよ。

愛犬が安心できる場所かチェック

愛犬が安心できる場所かチェック出典:いぬやどアンバサダー(ごん太ちゃん

人通りや交通量が多い場所での撮影は、慣れていない子だと不安が大きく、興奮してしまう可能性があります。他人に迷惑がかかってしまうだけでなく、愛犬に危険が及ぶ可能性もあるので基本NGです。

撮影場所に適しているのは、のどかな公園や人通りの少ない静かな場所、通い慣れた場所など、愛犬が自然体でいられる所です。撮影する前に、周りへの配慮も忘れずに注意して行いましょう。

スマホカメラの設定と基本操作

撮影前の準備ができたら、スマホカメラの機能をチェックしておきましょう。ここではスマホカメラの基本設定をご紹介します。

フラッシュはNG

フラッシュはNG出典:いぬやどアンバサダー(ぴーぷーちゃん

犬は目の中に「タペタム」という構造があり、光に反射して目が赤くなる性質があります。そのため、フラッシュをたくとタペタムが反射して目が真っ赤に写ってしまいます。

また、鋭い光が犬の目に負担がかかってしまい危険です。愛犬を撮影する際は、フラッシュをOFFにしておきましょう。

愛犬をタップしてピントを合わせて

愛犬をタップしてピントを合わせて出典:いぬやどアンバサダー(ごん太ちゃん

まずは、愛犬にピントを合わせてみましょう。ピントが合っていないと、顔がぼやけて薄い印象になってしまいます。愛犬にカメラを向けたら、目の上を指でタップしてみてください。これだけで愛犬の表情全体にピントが合い、メリハリがつきます。

さらに、合わせたピントをそのまま指で上下に動かすと明るさを調節できるため、暗い場所でもはっきりと愛犬を映し出せます。

グリッドガイドでバランスのよい写真に

グリッドガイドでバランスのよい写真に出典:いぬやどアンバサダー(ぴーぷーちゃん

写真を撮った後に見返すと、「なんだか歪んでいてバランスが悪いな」と感じたことはありませんか?スマホには、そんな失敗をしないための便利機能が備わっています。

「グリッドガイド」とは撮影時に画面に表示される縦と横の補助線のことで、どのスマホでも簡単に設定ができます。グリッドガイドがあることで被写体と周りの背景の平行度を調節でき、バランスのよい写真が上手に撮れます。

外での撮影はHDR機能を活用しよう

外での撮影はHDR機能を活用しよう出典:いぬやどアンバサダー(はなちゃん

「HDR」とはハイダイナミックレンジといい、複数の写真を合成して写真全体の見え方を自動調節してくれる機能のことです。強い日差しのときや、雲や路面、水辺がある場所での撮影にはHDRが大活躍します。

HDRをONにして撮影した写真は白飛び・黒飛びが無くなり、実際に目で見たときのように鮮明に捉えてくれます。

露出とF値の調節でプロの撮り方に

露出とは

露出とF値の調節でプロの撮り方に出典:いぬやどアンバサダー(そらクルちゃん

もう一つ押さえておくとよいのが、「露出」と「F値」の調節です。写真を撮る際に、露出の度合いを調節することで明るさを簡単に変えられます。

露出を高くすることで明るくはっきりとした写真になり、露出を低くすることで暗くかっこいい雰囲気になります。

F値とは

F値とは出典:いぬやどアンバサダー(はなちゃん

F値とはカメラの絞りを指します。F値を小さくすることでボケ感が強くなり、反対に大きくするとボケ感がなくなり、全体がくっきりと写ります。

映える写真が撮れる1番おすすめのモードが「ポートレート」です。ポートレートモードでは自動的にF値が下がり、背景をぼかして被写体を引き立たせられます。

反対に綺麗な背景と愛犬を同時に映したいのなら、F値を上げて背景のぼかしを少なくすることで背景が鮮明になり、遠くの風景もしっかり見える写真になります。この「露出」と「F値」の増減を使い分けるテクニックで、まるで一眼レフで撮ったかのような1枚になりますよ。

愛犬の魅力を引き出す写真の撮り方

普段の写真撮影をするとき、ちょっとした撮り方のコツで愛犬の可愛さをさらに引き出せます。

自然光で撮ると優しい写真に

自然光で撮ると優しい写真に出典:いぬやどアンバサダー(そらクルちゃん

室内の蛍光灯の光で撮影すると多方向に影ができてしまい、不自然になったり暗い雰囲気になりがちです。

人工的な光ではなく、太陽の光で撮影するだけで自然で温かみのある写真になります。

キャッチアイを入れて目力を引き出す

キャッチアイを入れて目力を引き出す出典:いぬやどアンバサダー(はなちゃん

愛犬を撮影するときに、目の中が反射してキラキラしているのを見つけたことはありますか?目の中の光を「キャッチアイ」といい、キャッチアイがあることで目力がつき、愛犬の表情がより生き生きとした感じになります。

窓からの自然光や電気を利用して、目の中に光を入れる映し方を試してみてください。ただし、フラッシュを使うのは愛犬の目に悪いので要注意です。

外出先では自然や風をフル活用

外出先では自然や風をフル活用出典:いぬやどアンバサダー(ごん太ちゃん

外出先では、自然がいっぱいの背景や風をフルに活用すると、明るく活動的な写真が撮れます。風が吹いている中であえて撮影することで毛並みが風になびき、躍動感がアップ。室内での撮影では捉えられない、愛犬のダイナミックな動きを表現できます。

楽しそうにはしゃぐ可愛らしさもとても魅力的です。自然の中で撮影することで、愛犬の茶色や白・黒の毛色と、カラフルな花や緑が対照的に映るためより鮮やかさがアップします。

「引き」と「寄り」を使い分ける

「引き」の撮り方

「引き」の撮り方出典:いぬやどアンバサダー(りんおとちゃん

「引き」の撮り方では、沢山の情報を写真に詰め込めます。被写体である愛犬を遠ざけてその周辺の環境も写すことで、周りの場所やシチュエーションをダイレクトに伝えられるので、外出先での撮影におすすめです。

大きな木や建物と愛犬を一緒に写すことで、愛犬の小ささが際立ち、可愛らしい姿を演出することも。旅行先では、お城や建物、街並みと愛犬を「引き」で一緒に撮ることで非日常感を演出してみてください。

「寄り」の撮り方

「寄り」の撮り方出典:いぬやどアンバサダー(りんおとちゃん

対して「寄り」の撮り方では、愛犬の可愛さを一段と強調させるために背景をボカして撮影するのがおすすめです。ポートレートを活用して背景をぼかしてみると、一気にプロが撮った写真に近づきます。

例えば、壮大な桜並木の下に佇む愛犬の姿を「引き」で撮りながら、もう1枚はポートレートモードで桜をバックにした愛犬を「寄り」で撮ることで、コンセプトの違う2枚の写真を同時に作れます。このように、同じ場所で撮影するときも「引き」と「寄り」の撮り方2つのパターンで撮っておくのがおすすめです。

動く写真は「連写」と「動画」に頼る

動く写真は「連写」と「動画」に頼る出典:いぬやどアンバサダー(ぴーぷーちゃん

激しく動き回ったり、猛ダッシュの愛犬をスマホで正確に撮影するのは至難の技です。そこで活用したいのが「連写モード」と「動画撮影」。ほとんどのスマホカメラはシャッターボタンを長押しすることで連写でき、「動きが早すぎてブレちゃった!」という失敗を防げます。

この方法を使えば、一瞬しか見せない愛犬の「奇跡の1枚」が撮れるかもしれません。動画撮影で遊んでいる様子を撮影し、あとで見返しながら「ここぞ!」というポイントでスクリーンショットを撮れば簡単に作成できます。以前大ブームになった「飛行犬」も動画撮影なら簡単です。

愛犬の上手な撮り方のためのもうひと工夫

撮り方のコツをマスターしたら、他の写真と差をつける工夫をしてみましょう。

撮影に小道具を使ってみる

撮影に小道具を使ってみる出典:いぬやどアンバサダー(パランちゃん

なかなかカメラ目線になってくれない子は、愛犬が大好きなおもちゃやオヤツで気を引いてみると、おやつを狙う一生懸命な姿を写せるかもしれません。また、普段の愛犬とは関わりのないものを小道具として一緒に登場させることで、ユーモアいっぱいの写真になります。

例えば「メガネ」や「パソコン」を近くにおいて、可愛い愛犬が仕事をしているというシチュエーションを作ったり、「酒瓶」を隣におくことで酔っ払ったかのような雰囲気の1枚を作り出せます。思わず突っ込みたくなるような可愛い写真にもチャレンジしてみてくださいね。

加工アプリを活用する

加工アプリを活用する出典:いぬやどアンバサダー(パランちゃん

最近では、SNSに投稿するための写真加工用の無料アプリが沢山あります。フィルターやエフェクト、フレーム機能などいろんな素材を使うことで、世界に一つだけの可愛い写真に加工してみましょう。

ペット加工に特化したアプリも次々に登場しています。愛犬を可愛く加工するだけではなく、間違えて映り込んでしまった人の影や指などの邪魔な部分を消したり、背景を後からぼかして立体感を出したりなど、写真を修正することもできるのでとても便利です。いくつかダウンロードして試してみるのをおすすめします。

愛犬の写真をSNS映えさせるコツ

愛犬の写真をSNS映えさせるコツ出典:いぬやどアンバサダー(そらクルちゃん

SNSでのペット投稿は、バズりやすい人気のテーマの一つです。ユニークでインパクトのある写真は話題になりやすいため、その子らしいユーモアのある写真を投稿してみましょう。また、季節感のある写真や時事ネタになるような写真も盛り上がるので、愛犬を撮るときにぜひ意識してみてくださいね。

SNSで投稿した後は、同じペットの飼い主さんからのコメントやメッセージでコミュニケーションを取ることもおすすめです。思わぬ愛犬友達ができたり、愛犬ファンのフォロワーさんが増えて人気者になれるかもしれませんよ。

写真映えするコツ&撮り方をマスターして愛犬をかわいく撮ろう

愛犬の写真の撮り方のコツは沢山あるので、いろいろ試してみて自分にあった撮り方を取り入れてみてくださいね。大好きな愛犬を撮影して沢山の人にシェアすることで、愛犬との豊かな写真ライフが広がります。

そして日常の写真撮影に慣れてきたら、今度はぜひ愛犬と遠出して旅先で撮影してみてください。いつもとは違う非日常な空間で撮影することで、愛犬の魅力をより一層引き出せるはずです。