犬連れにやさしい&愛犬と一緒に行ってみたい都道府県ランキング!
自然が豊富で四季があり、海や山の幸が楽しめるなど、日本の都道府県にはたくさんの魅力があります。ご自身やご家族、ご友人と一緒に旅行をするのはもちろん、愛犬と一緒にいろいろなところに足を運びたいと考えている方も多いですよね。
ただ、愛犬を連れて旅行をする際、どこがいいのか行き先に迷ってしまうこともあるでしょう。
愛犬との旅行プランで参考にしたいのが、「犬連れにやさしい都道府県」や「愛犬と一緒に行ってみたい都道府県」です。
今回は、愛犬との暮らしに関する情報サイト「INUNAVI(いぬなび)」で実施した「愛犬との観光」に関するアンケート調査(※1)を元に、犬連れにやさしい都道府県および愛犬と一緒に行ってみたい都道府県ランキングをご紹介します。
愛犬との旅行先を決めたいときに、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
犬連れにやさしいイメージ&実際にやさしい都道府県は?
「ワンちゃんに「優しい県」と聞いたことがある県は?」の質問に対して、集まった回答では、以下のようなランキングとなりました。
ワンちゃんにやさしいと聞いたことのある都道府県ランキング
1位…長野県(28票)
2位…静岡県(16票)
3位…北海道(14票)
4位…神奈川県・栃木県(各11票)
6位…広島県・兵庫県(各9票)
8位…香川県・東京都(各8票)
10位…熊本県・滋賀県(6票)
※複数回答あり
ランキングを見てみると、長野県や静岡県、北海道など自然豊かなスポットのある都道府県が上位を占めています。ドッグランや美しい景色のなかお散歩ができるなど、体を動かすことが好きなワンちゃんも楽しく過ごせる、というイメージを持つ方も多いのでしょう。
次に、実際に愛犬と一緒にお出かけや旅行をした飼い主さんを対象に、実際に犬連れにやさしいと感じた都道府県について調査した結果がこちらです。
実際に足を運んで犬連れにやさしかった都道府県ランキング
1位…静岡県(25票)
2位…長野県(22票)
3位…栃木県(21票)
4位…兵庫県(13票)
5位…北海道(9票)
6位…大分県・神奈川県(各8票)
8位…東京都(7票)
9位…愛知県・山梨県(各6票)
11位…群馬県・埼玉県・滋賀県・奈良県・三重県(各5票)
※複数回答あり
以下に、回答者さんのコメントから各県がワンちゃんにやさしいと感じるポイントをまとめました。
【静岡県】
・ペット同伴で入れるショップやお食事処、ミュージアム、公園などがたくさんある
・伊豆高原は犬高原とも呼ばれるほど同伴可能な場所が多い
・看板やパンフレットにペットOKの記載がある
・伊豆はペット可の宿泊施設が多い
・犬を連れているとみんな可愛がってくれる
【長野県】
・犬連れにやさしいカフェやレストランが多い
・軽井沢は犬と一緒に楽しめる環境が整っている
・犬の来店を想定していないお店でも対応してくれた(テラス席ならOKなど)
【栃木県】
・ペット可の施設が多い
・ドッグランなどの愛犬のための施設が多い
・ペット同伴可の宿泊施設も宿、ホテル、ペンションといろいろなタイプが選べる
【兵庫県】
・犬同伴可の施設に宿泊したらケージ、トイレ、お皿の準備あり。外には遊ばせられるスペースが用意されていた
【北海道】
・道の駅や観光地、どこへ行っても周りの人が気遣ったり、話しかけたり、犬をかわいがってくれたりした
【愛知県】
・名城公園を愛犬と一緒に散歩していたら、若い人からご年配の方までいろいろな人が話しかけてくれた
【山梨県】
・ドッグランがある、犬同伴可の施設が多い。施設のスタッフも愛犬に対する対応に慣れていた
犬にやさしいと聞いたことがある、実際に行ったら犬にやさしいと感じた都道府県で「静岡県」「長野県」「栃木県」「北海道」「兵庫県」が上位にランキングしました。いずれも、愛犬を連れて観光ができる環境が整っていることが共通していると言えます。
さらに、実際に愛犬と行ったことがある都道府県に対してやさしいと感じたポイントは、「愛犬同伴のところが多い」「愛犬同伴で宿泊できる施設がそろっている」さらに、宿泊施設のスタッフだけでなく現地で会った人からも愛犬をかわいがってもらえた、という意見が多くなっています。愛犬も一緒に歓迎されていると感じたことで、愛犬連れにやさしいというイメージを抱いた飼い主さんが多いとも言えるでしょう。
愛犬と一緒に行ってみたい都道府県は?
愛犬と楽しい時間を過ごすためにはしっかりとした準備が欠かせません。旅行を良い思い出にするためにもやっておきたい準備や注意点を解説します。
愛犬と一緒に行ってみたい都道府県は?の質問に対する回答数をまとめて、ランキングにしました。
愛犬と一緒に行ってみたい都道府県ランキング
1位…北海道 (55票)
2位…沖縄県(45票)
3位…長野県(33票)
4位…静岡県・山梨県(13票)
6位…神奈川県(12票)
7位…京都府(10票)
8位…岐阜県・熊本県(8票)
10位…東京都(6票)
※複数回答あり
第1位は北海道、第2位は沖縄といずれも飛行機や船、新幹線を使わなければアクセスできない都道府県が上位になりました。いずれも美しい自然環境が楽しめる地域のため、愛犬と一緒に行きたいと思っている飼い主さんも多いでしょう。
以下に、回答者さんのコメントから行きたいと感じたポイントを都道府県ごとにまとめました。
【北海道】
・暑さや湿気に弱い犬種を飼っているため、夏でも涼しく過ごしやすい場所に連れて行ってあげたいから
・大自然の中を思い切り遊ばせてあげたい
【沖縄】
・素晴らしい自然と海を愛犬にも見せてあげたいから
・一緒に海水浴がしたい
【長野県】
・避暑地として人気だから
・自然も豊かなので、愛犬とまったり過ごせそう
・愛犬と一緒に入れる観光スポットが多いから
【静岡県】
・ウブドの森伊豆高原など、愛犬連れのための施設があるから
・道の駅など愛犬との同伴ができる施設が多いから
【京都府】
・京都の街並みを愛犬と一緒に歩きたいから
【岐阜県】
・愛犬専用の銭湯があるホテルがあり、泊まりたいから
愛犬連れにはやさしくないと感じる都道府県は?
一方、愛犬連れにはやさしくないと感じる都道府県は?の質問に対しては大半の方が「なし」と答えています。
犬連れ観光に失敗した・優しくない県
1位…なし(51票)
2位…東京都(13票)
3位…京都府(4票)
4位…千葉県(4票)
5位…岐阜県・埼玉県(各3票)
7位…大阪府・神奈川県・静岡県(各2票)
10位…愛知県・秋田県・長崎県・長野県・新潟県・三重県・宮城県・関西(各1票)
多くの飼い主さんは、日本全国どこへ行っても愛犬にやさしくないところや行って後悔した都道府県はなかったという調査結果となりました。
一方、第2位で「東京都」がランクインしています。理由としては「人混みが多い」「高層ビルなどが密集している」などの理由で、愛犬を連れて散歩をしやすい場所が少なかったからです。また、「愛犬と同伴できる場所が少なかった」というのも理由に上がっています。
東京都の場合は公共交通機関を利用する頻度も高いことから、お店やスポットよりも移動にストレスを抱えることが多いのかもしれません。
愛犬と一緒に旅行するなら覚えておきたい注意点やマナー
観光地や愛犬が同伴可能なスポットが集まっている都道府県は、愛犬連れにやさしい、周りの人からも歓迎されている、と感じる飼い主さんも多いようです。そしてもちろん、愛犬にやさしい都道府県を愛犬と一緒に訪れる際には、マナーを守ることも重要です。
愛犬とお出かけや観光、旅行をするときに覚えておきたい注意点やマナーについて解説します。
必要以上に吠えさせない
犬にとっては吠えることはコミュニケーションの手段のひとつです。ところが必要以上に吠えることは周りの人の迷惑になってしまいます。たとえば、犬同伴可のドッグカフェで犬が吠えているとします。犬同士会話をしていて微笑ましい…とそのままにしておくと、ほかの利用している人同士の会話の妨げになり迷惑です。必要以上に吠えないようにしつけをしておく、必要に応じて止めるなどの対応をしましょう。
人に飛びつかせない
フレンドリーなワンちゃんや、人に構ってもらうことが大好きなワンちゃんは、人に飛びつくことも多いようです。一方で、犬が苦手な人や小さい子どもに飛びつくと怖がらせてしまったり、愛犬と一緒に転倒してけがをさせてしまったりということもあります。
リードはつねに短く持って飛びつかないようにする、飛びつき癖がある場合はクールダウンさせる方法を取り入れておくなど、対策をしておきましょう。
訪れる場所のルールを把握しておく
愛犬同伴可能としている施設でも、愛犬が立ち入れる場所は施設全体ではなく一部だけの場合もあります。また、入場時に予防接種の接種証明書の提示を求められる場合もあります。訪れる予定の施設や場所のルールを把握しておくと安心です。
トイレは済ませておく
施設の中で粗相をしてしまい、周りに迷惑をかけてしまうことがあります。施設に入る前や公共の場所に立ち入るときには、愛犬のトイレは済ませておくようにしましょう。
場所によってはマナーパンツやマナーベルト必須の場合もあります。全ての人が快適に過ごすためにも愛犬のトイレの確認をしておくと安心です。
必要に応じてリードやキャリーを使う
ノーリードが許可している場所以外には、基本的にリードを使います。飛び出しを防ぐためにリードは短く持つようにしましょう。食事場所や公共交通機関など、場所によってはキャリーやスリングに愛犬を入れることを義務付けているところもあります。リードと一緒に、ワンちゃんを移動させるグッズを用意しておきましょう。
▼グッズの紹介記事はこちら▼
愛犬との旅行の必須グッズ&あると便利なグッズを紹介
https://www.pet-inu-yado.com/know_how/004/
リードを引っ張らないようにしつける
愛犬がつねにリードを引っ張り続けていると、旅行先で愛犬が疲れる原因となります。また、力の強い犬種などは飼い主の転倒などせっかくの旅行が台無しになる可能性も。引っ張り癖のあるワンちゃんは、ふだんのお散歩で引っ張らないようにトレーニングしておきましょう。
「おいで」「来い」を覚えさせておく
ノーリードのところで迷子になってしまった、はぐれてしまった、リードを離してしまったときなど、愛犬がこちらに戻ってくるようにトレーニングをしておきましょう。「おいで」や「来い」ができれば、こちらの呼びかけに応じて愛犬が戻ってきます。万が一のために愛犬の首輪に名前や連絡先を書いておくのもよいでしょう。
まとめ
犬連れにやさしい都道府県や愛犬と一緒に行ってみたい都道府県をランキング形式でご紹介しました。犬連れにやさしい都道府県は、愛犬と同伴できる場所が多い、周りの人も愛犬をかわいがってくれるなど魅力的なところが多いようです。愛犬に周囲がやさしくしてくれるのは、愛犬を連れた飼い主さんたちがしっかりマナーを守った行動をしているからにほかなりません。旅先でもマナーを守ることで、愛犬との旅行ももっと快適に過ごせるようになりますよ。
※1 出典:株式会社PLAN-B調べ https://inunavi.plan-b.co.jp/dog_japan_deta/
※本コラムは、2022年1月現在の情報に基づいて作成されたものです。